なぜゴルフコーチの道へ
『内田佳吾』の経歴と、指導者の道を志したきっかけについて語ります。
episode1 学生時代
- ・1992年 埼玉県川越市生まれ
- ・埼玉平成高校、城西大学出身
私は生まれも育ちも川越市です。菓子屋横丁が好きで小さい頃はよく両親に連れて行ってもらいました。小中学校と野球をしていましたが、高校へ進学してからゴルフに出会いました。
高校のゴルフ部ではすでに幼少からゴルフを習っているライバルが多くいたため、誰よりも練習してうまくなろうと努力しました。スイングの基礎はうまい先輩から教わり(今や松山英樹のツアープロコーチをされています)、毎日400球以上打ち込んだ成果もあり3年生では部長を任せて頂きました。大学でもゴルフ部で部長になりましたが全国大会で勝ち進めるほどの強豪校ではなかったため、卒業後はツアープロとして勝負をしたいという気持ちが強くなっていきました。
episode2 ツアープロを目指す
- ・高麗川カントリー所属
- ・指導の楽しさを知る
両親の快い後押しもあり、卒業後は3年間高麗川カントリーに所属しました。日中はゴルフ場でキャディ、その他雑務を行い、夕方以降にコースを使った練習に励みました。様々な大会へ参加するにつれツアープロで活躍することの厳しさを実感すると共に、学生時代とは違い一人でゴルフに向き合うことによる孤独感を感じることが多くなっていきました。
ある日キャディをしていた時、会員様が調子を崩されていたのでアドバイスをさせて頂いたところ調子を取り戻されすごく感謝をされました。その時に教える楽しさや感謝される喜びを知ったことがきっかけで、勝負の世界ではなく指導の世界へ進もうと思うようになりました。
episode3 ティーチングプロへ転向
- ・日本プロゴルフ協会の最上級ライセンスを取得
- ・思いの一致するスクールとの出会い
ティーチングプロに転向してからは大手ゴルフスクールに所属し複数の店舗を行き来するようになりました。指導者としての専門性を身につけるために日本プロゴルフ協会(PGA)のティーチングA級資格も取得しました。当時所属していたゴルフスクールでは複数のプロが在籍しており同じ会員様を毎回違うプロがみることも多々あったため、会員様を混乱させてしまうこともあり申し訳ないと思っていました。
そんな中、新設されるゴルフスクールの専属コーチとしてのお誘いがありオールウェイズゴルフ24に入社しました。オールウェイズゴルフ24が目指しているのはゴルフをしたい時にいつでもゴルフができる環境を提供すること、レベルの高い専属インストラクターが教えるスクールであることでした。この理念は私の思いと一致していましたし認めて頂けたことは素直に嬉しかったです。
episode4 決意
- ・競技へのこだわり
- ・お客様に合ったスイングを見つける
私には2つのポリシーがあります。一つ目は、健康が続く限り競技者でいたいということです。つまりレベルが高い大会にて実績を出すということです。自分自身に向上心がなければ、うまくなろうと通って頂いているお客様を指導することはできないと考えているからです。
二つ目は、型にはまったスイングを押し付けるのではなく最終的には自分のスイングを作るお手伝いをしたいということです。チェホソンという韓国人プロをご存じでしょうか?彼は非常に独特なスイングですが日本でも3勝をあげています。私自身も海外のツアープロと骨格が違うので同じスイングはできませんし、年齢を重ねるにつれて身体の可動域が狭くなるのでスイングも変わっていきます。つまり人それぞれに合ったスイングがあると考えています。
武道には守破離という考え方があるといいます。守は型を守ること、破は分析して自分に合わせること、離は独自の新しいもの生み出すこと、と理解しています。初心者の方にはまず型を教えます。経験者の方にはスイングを分析して改善点をご指導します。最終的にはご自身に合ったスイングを見つけて頂きたいと思っています。
ゴルフを学んでいくと必ず壁に突き当たることがあります。その時は、一人で悩まずに遠慮せずうまくできないと相談してください。一緒にうまくいく方法を考えさせて頂きますし、もしかしたら悩まなくても良いことで悩んでいるのかもしれません。
チェホソン選手
最後に、私が尊敬する川越出身のプロゴルファー樋口久子(LPGA元会長)さんの名言をご紹介させて頂きます。
「長年すごくいい成績を残してきた選手が共通して言っているのは『あまり考えすぎないで練習して、あとは無駄な知識を排除してシンプルにできるか』ということ。」 出典:名言格言.NET
内田佳吾
直近の戦績
- ・2018 PGAティーチング選手権ファイナル 30位
- ・2019 PGAティーチング選手権予選 64ストローク 1位通過
- ・2019 PGAティーチング選手権ファイナル 29位
- ・2020 PGAティーチング選手権ファイナル 41位