ゴルフを始めてしばらくすると自分のクラブが欲しくなりますよね。でもいざゴルフショップへ行くとすごい数のクラブで埋め尽くされておりどれを選んだらいいかわからない…。そんな初心者の方のためにクラブの選び方のコツを種類毎にまとめてみました。

まず基本としてゴルフクラブは大きく6つに分類されます。ではそれぞれみていきましょう。

それぞれのクラブの特徴を簡単に説明すると、ドライバーは飛距離を出すために使われ、ティーショットで使われます。フェアウェイウッドやユーティリティは、フェアウェイからのショットやラフからの打球に使われます。アイアンは中距離のショットに使用され、ウェッジは短い距離でのショットに使われます。そして、パターはグリーン上でのパッティングに使われます。それぞれのクラブには、番手と呼ばれる番号があり、番手が小さいほど飛距離は短くなります。

ドライバー

初心者の場合、以下の点に注意してドライバーを選ぶと良いでしょう。

ロフト角が高めのもの

初心者はまだ飛距離を出すことに慣れていないため、ボールを上手に上げることができる高いロフト角のドライバーがおすすめです。一般的に、10度から12度程度のロフト角が初心者に適しています。

シャフトが柔らかめのもの

柔らかいシャフトのドライバーは、初心者にとってコントロールしやすく振りやすいとされています。硬いシャフトは振りづらく、スイングスピードに対して適切な反発が得られないため、飛距離が伸びにくくなってしまいます。

大きめのヘッド

初心者には大きめのヘッドのドライバーがおすすめです。大きなヘッド面積で、スウィートスポットが広いドライバーは、ミスショットでも飛距離が出やすくなります。

ブランドや価格よりも自分の好みに合ったものを選ぶ

最後に、ブランドや価格よりも自分の好みに合ったものを選ぶことが大切です。試打して自分に合ったドライバーを選ぶことで、より楽しくゴルフができるようになるでしょう。

フェアウェイウッド

初心者にとってフェアウェイウッドは非常に有用なクラブです。フェアウェイウッドは、ドライバーに比べてシャフトが短く、打ちやすくなっています。フェアウェイウッドは、ティーショットでドライバーを使えない距離や、長いグリーン手前のフェアウェイからグリーンへのショットなどで使われます。

初心者がフェアウェイウッドを選ぶ際には、まず、打ちやすさやヘッドサイズを重視することをおすすめします。大きなヘッドサイズのフェアウェイウッドは、打ちやすく、ボールに対して大きなスイートスポットを持っているため、ミスショットの影響を受けにくいです。また、シャフトの柔らかさも重要なポイントです。柔らかいシャフトの方が、ヘッドスピードが遅い初心者でもしっかりとフェイスを合わせることができ、飛距離を伸ばすことができます。

初心者向けのフェアウェイウッドとしては、キャロウェイやテーラーメイドなどの大手ブランドのエントリーモデルがあります。これらのモデルは、上述のような打ちやすさや許容性を重視しているため、初心者にとっては非常に使いやすいでしょう。

ユーティリティ

ユーティリティは、長い距離を打つために使われるクラブで、アイアンとドライバーの中間の飛距離を狙う際に使用されます。

初心者がユーティリティを使用するかどうかは、その人の個人的な好みやゴルフスタイルによって異なります。しかし、ユーティリティは多くの場合、初心者にとって非常に便利であり、特に長いアイアンを扱うことが苦手な場合には役立ちます。

初心者におすすめのユーティリティは、低い重心や大きなヘッドサイズなど、打ちやすさを重視したものです。また、初心者が使いやすいのはロフト角度が比較的高いユーティリティです。これは、高い弾道で飛距離を稼ぎやすく、オフセンターヒットしても比較的直進性があるためです。

ユーティリティの選び方としては、まずは自分がどのようなショットを打ちたいのかを考えて、そのショットに合ったユーティリティを選ぶことが重要です。また、ショップなどで試打してみて、自分に合ったクラブを見つけることをおすすめします。

アイアン

初心者にとっては、飛距離よりも正確性や操作性が求められることが多いため、やや大き目のヘッドで打ちやすいアイアンが適しています。具体的には、キャビティバックやカーボンシャフトのアイアンがおすすめです。また、シャフトは柔らかめのフレックス（男性だとRなど）のものが振りやすくて良いでしょう。シャフトの硬さについてはヘッドスピードとも関連しますのでショップの店員や詳しい友人に相談すると良いでしょう。

ウェッジ

初心者にとっては、アプローチやバンカーショットに適したウェッジが適しています。一般的に、初心者が多く持つべきウェッジは、サンドウェッジと呼ばれる56度のものと、ロブウェッジと呼ばれる60度のものです。

サンドウェッジは、グリーン周りの短い距離のショットに最適で、ロブウェッジは、高く上げて短い距離を飛ばすことができ、バンカーショットにも適しています。これらのウェッジを使いこなすことで、グリーン周りのショットの精度が向上し、スコアアップにつながることがあります。

ただし、ウェッジの種類はプレイヤーによって異なるため、試打して自分に合ったものを選ぶことが重要です。また、ウェッジの選択によっては、ピッチングウェッジやアプローチウェッジなど、他の番手との距離のバランスも考慮する必要があります。ロブウェッジはサンドウェッジよりも難易度が高いため初めはなくても大丈夫です。

パター

初心者がパターを選ぶ際には、以下のようなポイントに注意することが大切です。

パターの形状

初心者にとっては、クラシックな形状のパターよりも、ヘッドが大きく重いモデルの方が打ちやすい場合があります。また、フェースの上部が平らなマレット型のパターも、ボールを安定して打てるのでおすすめです。

パターの重さ

初心者は、重めのパターの方が安定したストロークが打ちやすい場合があります。ただし、個人差があるため、実際に試打してみて自分に合った重さを選ぶことが大切です。

パターの長さ

パターの長さは、自分の身長やアドレス時の姿勢に合わせて選ぶ必要があります。一般的に身長が170cm以下の人は33インチ、170cm以上の人は34インチ程度が適しています。

以上のポイントを考慮して、自分に合ったパターを選ぶことが大切です。また、初心者はパターの番手についてあまり気にせず、自分が打ちやすいものを選ぶことが重要です。

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